2020年10月11日の朝は雨は上がっていたものの、路面には未だあちこちに水溜り。
そんな未だ交通量の少ない日曜日の午前中。
柏ICから三郷JCTを経て、外環の川口中央IC迄、1983年型BMW100RSで一っ飛びぃ。
向かった先は、エイエムエスフジイと言うバイク屋さんです。
初めて行きました。
昔、昔、バイク雑誌を定期的に買っていた当時ですが、エイエムエスフジイの広告やFCRキャブが如何に素晴らしいか藤井さんが熱く語っていた記事を微かですが記憶にあったりです。
藤井さんご自身は既に亡くなっていたのですね。知ったのは、2020年3月に1983年型BMW100RS購入後に関係HPをあちこちで見てた、つい最近の事でした。
行った目的ですが、ハンドルの振れの改善です。
純正の鉄製のハンドルブラケットに代わるアルミ部材のしっかりした製品を提供しているので、事前にメールで在庫の確認と作業時間の確認の回答を貰って、台風の雨風の影響が見られなかった2020年10月11日の朝に朝練兼ねて向かったと言う次第でした。
メール返信内容にあった、兎に角物を見せて欲しいとの下りがあり、まぁ、そうだろうなぁと言う思いで辿り着いたエイエムエスフジイでしたが、辿り着いてブラケットを見せて頂きながらも、息子さんと奥さんとで、1983年型の我がBMW R100RSの値踏みです。
矢張り、お持ちの経験値は遥か空の彼方の上でして、前後に動かすとか、少し触っていましたが、前後サスペンションの動きがもう少し穏やかな筈、ソフトな筈とか言われて、ハンドルブラケット以前の話になりました。
大きなカウルが付いているR100RS ですが、設計当初はその大きなカウルが無い時の設計なので、ハンドルがより振られ易くなってしまっているとの事で、カウルが無いモデルには、ハンドルの振れとかは無いとも仰っていました。
で、一番勧められたのは、ステアリングのベアリングの確認です。何せ38年前のモデルですので、ベアリングの状態がどうなっているか見たいとも仰ってました。
ベアリングの状態、フロントフォークのオイル量とその品質、そして連動するリアサスペンションの追付いとかのバランスが取れてこそハンドルの振れなども出なくなるとのレクチャーではありました。
そうした動きにギクシャク感と言うのか、浮き沈みの際のもう一踏ん張りに欠ける動きをする我が1983年型R100RSらしいのです。
ですので、1週間預けてのコースとなりました。
修理だけでなく、色々走り込みもやって調整する様な事も言ってましたけど、それって地味に大変かと。見積もり内訳には部品代と掛かる工数の工賃が詳しく載っていただけで、テスト走行費用は項目すら無い見積もり内訳ではありましたが。
帰る際には娘さんが空気圧を確認してくれました。
奥さんからも前輪のタイヤを触って、ゴムが硬くなり過ぎて、指で押してもびくともしないと言われてしまいました。勿論古いタイヤのまま走っているのですが、確かに自分でも指で押しても硬くて一切の変形はしませんでしたが、実際はどうなんでしょう?タイヤなんて自分は触れてどうのこうのってした事ないですけどぉ。
バイク屋さんですが、売るのを主体とする立場の方々は、そのバイクの良さをアピールしますが、修理する側の立場の方々は、バイク不調による死傷事故直結な事は充分に意識にあるのか、言い方が具体的で尚且つ断定的な物の言い方をする方々が多い様に思えます。
故藤井さんの奥さんも娘さんも息子さんも2、3級の整備士の免許をそれぞれお持ちの様で、名前と級別で金属製の免許が壁に掲げてありました。
1週間預けるタイミングですが、今月の下旬迄は予約が詰まっているので、それ以降に再度お邪魔してお願いすると言った流れで今日は帰って参りました。
そうそう、ハンドル周りを散々勝手にいじり倒されておかしくなった古いBMWもやって来るそうです、その様な場合ですと、作業が相当やり難いそうで、自分のは、そうした形跡が見られないとかでしたが、何故判るのか聞いたところ、ハンドル周りをいじってある場合は、油の跡とかが残っていたりするので判ります、との事で、作業上ではそれだけでも助かるみたいな事も仰ってました。
詳しい作業内容をお聞きしましたが、専用工具を使い熱したり時には冷やしたりしての金属の膨張収縮性とで、ベアリングを取り外すのだそうです。酷いのになりますと、リューターで削ってベアリングを取り外した跡のBMW も見た事あると言う事でした。
さて、青空が見えて来ましたので、エイエムエスフジイを後にして、常磐高速を北上して、他も含めてぐるっと回ろうかと走っていましたが、青空が見えていたのは、然程でもなく、雲も又濃くなって来ましたので、証拠写真を1枚撮って自宅舞い戻りです。

写真の真ん中に微かに遠く見えるのは筑波山なのですが、雲で半分以上が切れてます。
バイクで雨は嫌なので、そそくさと雲から逃避行ではあった、今朝の朝練ではありました。
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